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SCMパッケージの機能2

【3】APS (Advanced Planning & Scheduling)
全ての生産オペレーションと詳細な同期を取り、目標に適いかつ資源を最適に活用する生産スケジュールを作成します。
生産において多様な制約、たとえば対象工程の部材の在庫状況、設備稼働状況、最大稼働能力、加工・組立対象物の工程の前後関係や段取り時間などが存在します。

 

これらを考慮してスケジュールを決定し、オーダー実行のための詳細な一覧表を作成します。

 

基本的には、MRP(Material Requirements Planning)、CRP(Capacity Requements Planning)の機能を用い、資材や部品を展開し、
各工程に必要な能力および時間を山積みして制約を越えたものを山崩し、実行可能なスケジュールとします。

 

なお、プランニングはより多くの製品、資材および設備を対象とし、より長い時間扱います。
スケジューリングは、特定の制約に合う個々のオーダーを順番に配列します。

 

 

【4】納期回答
従来からの納期回答は、在庫を確認し、既に確定した生産計画に基づき、納品可能量を見越して回答しました。
これをATP(Available to PrOmise)と呼びます。この場合、飛び込みの受注に対して対応できない場合が生じました。

 

これに反し、対応できる機能を持つものがあります。確定した在庫計画に含まれない受注量に対して、サプライチェーン上の諸能力、資材調達力、さ
らにビジネスルール等の制約も加味して、リアルタイムで受注可能量を再計算します。

 

既存注文オーダーヘの影響なども評価し、約束可能量および納期を算出します。

 

場合によっては、顧客への優先度を考慮した再スケジュールも行います。
このような機能を従来のATPと区別してCTP(Capable to Promise)と呼びます。

 

この受注確認がなされると、サプライチェーン上で新たな受注分を含んだ各活動の再同期が取られます。

 

 

【5】CPFR(Collaborattve Planning, Forecasting and Replenishment)
メーカーと小売業者との需要予測と在庫補充の共同作業を指します。

 

メーカーと小売業者が協力して(CollabOrative)、商品の計画(Planning)、予測(Forecasting)および補充(Replenishment)を行うプロセスです。

 

具体的には、先ず、販売計画を小売業者がメーカーに開示し、メーカーの生産計画を共同で立案します。

 

そして両者が、販売予測、POSデータ、およびセールや特売の日程などから販売予測値を共有します。

 

週1回などのサイクルで定期的に実績値を確認し、予測値のズレがある閾値を越えた場合に、生産計画や販売計画の見直しなど対策を講じます。

 

このことにより、両者は計画からのズレを素早く確認し、メーカーは過剰在庫を減らし、小売業者は販売機会損失を最小限にすることができます。

 

両者は事前に協力して、日標、評価および閾値などを明確にしておく必要があるといえます。

 

従来のSCMでは、精度の高い販売予測をいかにして算出するかにありましたが、CPFRでは、メーカーと小売業者が実際の調整作業で、販売予測の精度を高めます。

 

参考 生産管理システム